湯崎温泉碑

(湯崎川口屋旅館前)

 これは最初湯崎金徳寺に建てられ、浜の湯、トンネル入口川口屋前と転々移動されたが、作成後既に一三ニ年、多年の風霜に不分明で一部は欠損しているので近く改築されることになっている。

 付記

 この文の撰者仁井田好古は通称模一郎加太の農家より出で紀州藩の儒臣となり累進して執政の列に進み紀伊国続風土記編築の総裁となった。

  この碑は昭和三十九年三月十日遂に撤去され、目下再建進行中である。

  元の湯崎温泉碑は、湯崎山神社境内あり、新しく再建された湯崎温泉碑(昭和39年4月)は湯崎トンネル手前の鉱湯(まぶゆ)源泉の前にある。