〜〜 防砂柵を復活 〜〜 |
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すっぽり埋まった歩道の砂かき作業を行う町関係者 (12日白良浜で) 本格的な飛砂対策 白良浜 強風で小石が露出 白砂で有名な白浜温泉・白良浜の砂が、数年ぶりの強風で吹き飛ばされ、町もその対策に頭を痛めているが、一部で魚網を張って試験を行ったところ、多少の効果があったが、さらに十一日の強風でかなりの砂が飛ばされたため、アシなどを組んだ柵を立てたり、網などを張るなど本格的な飛砂対策にのり出した。 今冬は同浜も、例年にない寒気団の影響で、北西の風が強く、高さ二bの防波堤もすっぽり、歩道も一bほどの白砂が積もり砂かき作業も行っている。十一日の風も一段と強く波打ち際で波にまかれる砂も風で吹き飛ばされたり、強い時は目をあけている事も出来ないほどで、まさに、「砂あらし」といったほどだ。 砂丘の上部の目の細かい白砂が飛ばされ、同浜中央部では、小石や黒っぽい砂が露出している所が多く、夏場の白良浜とは大ちがい。このため十二日朝から町観光部の職員らが総出で約三百bの歩道の上に積もった砂を浜辺へもどす砂かき作業に汗を流していた。
戦後間もない頃は、同浜の防砂対策として、竹垣のようなものを、同浜一帯に立てていたが、次第に姿を消し、特にここ数年は飛砂も少なかった。同観光部では漁網を張って実験したところ、十一日の強風でも一部砂が残るなどの効果もあり、このように多量の砂が飛ばされては、ますます浜が細ると「先人の知恵」をいかし、町内のアシなどを切って、防砂柵の「復活」となった。砂かきで砂をもどしブルでならしたあと、さっそく策を立てる方針。 |
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