寒風つき防砂作戦
  白砂飛ばされてなるものか 白浜温泉・白良浜                                                   参照 昭和56年1月17日 紀伊民報

Jpeg

 砂が満々。今ではかんがえられない昭和初期の白良浜の風景「あーうらやましい」
 どっかり寒気団 襲う強風 

 
Jpeg

 風が吹くと白砂が舞い上がり、目を開けていられないー

Jpeg

 哀れ ! 小石がゴロゴロ
 白良浜の中央部は白砂が飛ばされれ、小石がごろごろ。中にはコンクリートのかたまりも。

Jpeg
jpeg

 白砂青松で知られる白浜温泉・白良浜も強い寒気団の影響で、数年ぶりの強風に見舞われ、白砂が吹き飛ばされている。白良浜は白浜の「生命」ともいわれ夏場は海水浴客がどっと訪れている。年々減少する名物の白砂をこれ以上飛ばされては大へんーと白浜町観光部ではあの手、この手の対策を考えていたところ、「本命」のアシでつくった防砂柵が登場した。

 

 ところが寒風吹きすさぶ白良浜での柵づくりは大変。時々砂がパーッと飛ばされ、まるで砂あらし。砂が目に入ったりで作業員は顔をスッポリかくして、「完全装備」。砂かきで浜に戻しブルでならすが、防風、防砂用に運転席もビニールでスッポリ。訪れた観光客がアシの柵を見て「ロケでもあるんですか」に係員もガックリ。

 ブルの運転席もビニールで完全防備

Jpeg

 寒風つき、寒さにふるえながら切ってきたアシを運ぶ婦人たち

 
Jpeg

 あっ歩道がない !

 歩道も砂で埋まった。雪かきならぬ砂かき

 作業も大へん

Jpeg

 寒風の中での作業は大へん、つくられたアシの柵は「冬の風物詩」

Jpeg