山祝い
昔は奥州の人々は生涯に一度は必ず熊野参りをしたそうで年々参杯の道者が蟻の熊野詣と言われるほど多く続きました。
この奥州の道者は熊野三山を無事に済ませて田辺へ来ると山祝いと申し宿屋で祝宴を催し餅をつき弁慶松の松の葉と共に郷里へのみやげと致しました。